
Rochers de Naye
そろそろ、大きいアルプスっぽい山に行きたい。Montreuxに用事があったので、近くの山を探す。日本と違って、海外の山情報収集は難しい。グーグルマップの航空写真を見て、いい感じの山を見つけて情報を検索するというやり方。良い山はスイスだと公共交通がしっかりしてる。この山はなんと山頂まで登山列車が通っている!上まで列車で行くのはつまらない。下からフルで歩くのは時間がない。今回はJamanという駅から山頂まで行って、周回コースで歩くことにした。
6月9日(晴れ)11時すぎ歩き出し、15時半終了のまったり登山。


Montreuxからの登山列車は、Zermattと同様アプト式鉄道。レールがギザギザしている。かなりの急こう配を直登で登っていく。振替休日で満員だ。Jamanの駅で下車。8,9割は山頂まで行くようだ。降りて目の前のレストランがマウンテンビューで素敵だった。

立山を彷彿するような地形を下って登って。お花が咲き乱れていてとっても綺麗。雪が一面の冬も綺麗だろう。

岩の間にかわいい花を見つけた。(多分Globularia cordifolia)ガレ場、ザレ場が意外と多く落石もあった。トレッキングポールあってよかった。

登って展望の良い場所で休憩する。レマン湖、Chillon城が見れた。行動食をここで食べる。ナッツのパンと、鯖缶のマスタード漬け。マスタードとサバが意外と合う。日本のおにぎりが恋しいなあ。

かわいい小屋も発見。カラフルな感じがスイスだなあ。

山頂らしきものが見えてきた。すれ違う人たちの服装や装備を見ると、だいぶラフ。そして歩いている年齢層も日本より若い。登山を趣味にしている人以外の人も登山をを楽しんでいる印象だ。若干事故とか起きないのかなとか心配になるが。最近のSNSの発達した日本では、あまりにも登山の事故を叩きすぎてうんざりしていた。特に富士山で、山の仕事をしているとなおさら耳にしていた。スイスはどうなんだろう。

遠くに見たことない形のフタコブラクダみたいな、山が見える。地図でみて登りたいと思っていたTour de ‘aiだった。手前の稜線もかっこいい。

山頂近くまで電車が通っている。山頂のレストランで食事して周辺を散策するだけの人もいる。色々な山の楽しみ方がある。

山頂。切り立ったエッジの一番高いところ。

山頂にはこのタイプの山座同定盤があることが多い。

エッジ沿いの道を歩く。反対側を覗いてみると、所々アルパインルートらしきボルトがあった。ここからはスニーカーではきつそうだ。

かっこいい!岩と緑の融合。ところどころ針葉樹があるのもいいよね。これは日本にはなさそうな地形。

ハクサンイチゲみたいなお花畑。(Pulsatilla alpina)キンポウゲ科だからハクサンイチゲの仲間だね。

お花畑ロードが続くいい時期に来た。嬉しい。

パンジー?ビオラみたいな野生の花見つけた!(Viola calcarata)


下山の道は岩が多く、鎖場もある。見下ろす景色が面白い。岩が所々突き出している。

途中で予定してなかった洞窟があるから行ってみようとのこと。あんまり予定外のことはしたくないけど、すれ違った人がライトがあれば反対側まで行けるって言ってた。

雪渓が中まで侵食して残っている。


中は意外と長く、急なハシゴがたくさん。グローブ持ってきててよかった。

やっと出られた。通り抜けられなかったら最悪だったがなんとか。その後、装備不十分の若者が行こうとしてたからライトないと危ないよって行ったのに強行していた。大丈夫だったかな。

登山道上に化石発見!アンモナイト?

時間あったら奥のJamanの方を周回しようと思ったが、もうお腹いっぱいなので終了。

歩いてきた岩の稜線が一望できる。

放牧している羊ちゃんたちを駅で電車待ちで見学。スイスを感じる。Via ferrata帰りっぽい人たちもいた。興味あるので、今度やってみたい。

マーモットやアイベックスもいるらしい。ルートもたくさんあるし、ほかの時期にきてもよさそう。

日が長いからゆっくり出発で、のんびり楽しめた。お花の時期もドンピシャで最高だった。ちなみに花に興味あるのは私くらいで、カメラ持ってる人、花の写真撮ってる人はいなかった‥
いい写真や!