靭帯3回目断裂した日
羽田発の朝一の便。それまで雪は全然なかったようで、期待はしていなかった。ただ直近2日前くらいから一気に積雪があり旭岳に行こうとなった。
気持ち要因
・朝一の便で寝不足。
・2年ぶりの北海道の友達たちとの再会。
・メンツがガチではないからなめてた。人数も多い。7人パーティー。
・何回か行った旭岳のコースで怪我リスクを甘く見ていた。
環境要因
・視界が悪く寒い。
・狭い地形に入った。
・排卵期で靭帯強度が弱い。
・今シーズン初の太板と新しいブーツの組み合わせ。
結果
ハイクして一発目の滑り。
時間も押していたし今季初のパウダーで早く滑りたかった。
先輩が1番に滑って、続いて友達の女の子。
無線の声は聞こえるが見えない。
女の子はいい感じに滑ったようだ。
無線で先輩の歓声が聞こえた。
滑り出しから細い谷だったので女の子のラインと被らないように奥に行く。
先がよく見えないのに、まあまあのスピードで谷に入ったらすぐに狭くなった。谷の出口がブッシュだった。
前回の断裂はブッシュに突っ込んで板が外れなくて、膝が反対に曲がって切れた。だから絶対にブッシュに突っ込んではいけないと思った。
ただその時点ではもう目の前で板の方向を変えるのが厳しい。
後傾で膝を捻って谷側に尻もちをつくように転んだ。
板は前に進み、体は後ろへ。その瞬間右膝の中で筋が伸びたのがわかった。
すぐに立ち上がってみるが膝がおかしい気がした。
ワンターン切ると膝が崩れた。
これは靭帯がやばいかもしれない。すぐにわかった。
すぐにみんなとの合流地点。みんな無線で心配してたので大丈夫と伝える。
さっきのことが信じられなかったのでその後も滑ってみることにした。
やはり右ターンで膝崩れがある。2.3回脱臼した。
ここで下山しようと思ったがみなすでに合流地点についてハイクしてると無線で聞こえた。
遅れをとってはまずいので、モードチェンジしてハイク。登りは全く問題ない。
ただ滑走でやはり膝崩れ。下山して次の日に病院に行くことにした。
この時点ではまだ靭帯断裂か無事かは五分五分かなと思ってた。