手術の日
同じ手術を2回やってるので持ち物や流れはわかっている。
3週間分の荷物を40リットルのザックに詰めて、入院先の東京の病院へ。今回はコロナで下着以外の服がレンタル強制なので荷物がこれでもコンパクト。
本と前日に差し入れでいただいた大量のゼリーを詰め込んだ。
7日の15時入院。今回はコロナもあって、なくても特に立ち合いなどはなく1人で入院。病室は2人部屋だった。
特にこの日はやることがないので、明日の手術の時間までオリンピックのスキーを見たり読書したりして待機。
手術当日2/7
朝一なので点滴は入れず着替えて手術室へ向かう。
先生にあいさつして、手術台へ。麻酔をしてここでもう術後の流れだ。
今回はメガネをギリギリまで着用させてくれたので安心できた。また前回背中の麻酔が硬膜を破ってしまったので麻酔科の先生がかなり慎重にしてくれた。
なんと聴きながら眠りたい曲ある?ってリクエストを!(すごい良い響きだよね)
驚きすぎて自分の趣味を言えず、
「なんでもクラシックとかで」と言ってしまった。ちょっと後悔。
執刀医のメインの先生とその監督?みたいなおじいちゃん先生たちはスキーの話で盛り上がっている。
前回の手術の際にどうせならスキーに詳しい先生に治してもらいたいと思った。そしてスキーのオリンピックのチームドクターをやっていた先生に行き着いた。ただおじいちゃんだから、手術の執刀メインはこれもアウトドアに精通する強面の40代くらいの先生だ。
背中の麻酔がはじまる。
ちょっとして麻酔科の先生が「ごめん!硬膜破っちゃった!ブラッドバッチするからね」と
術前の説明で万が一硬膜を破ってしまったときもブラッドパッチをすれば髄液の漏れは防げるとのことだった。自分の血液を採取して背中にいれた。
口に呼吸器をつけられて麻酔薬を投入。だんだん酔ったような重い気分になり眠った。
起きたら手術は終わっていた。麻酔で意識が朦朧とするなか病室へ帰り説明を受ける。
「今回は靭帯再建無事に終わりました。少し靭帯残ってたけどほぼ切れてたから、作り直しました。」
これまでずっと自然治癒してたらいいなという希望が少しあったのが、吹っ切れたのでよかった。
背中からの麻酔が入らなかったからか、足は以前より痛い。
この日は一日中寝たのか寝てないのか、痛みに耐えながら長い時間を過ごした。